辻が花 - 小倉淳史
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プロフィール

ごあいさつ

日本には世界の著名なブランドが、数多く出店し、服飾品を常に販売しています。
現代女性は、あらゆる場面で洋服を着ておられ、「和服なんて必要ないわ」とおっしゃる方が多くなりました。
でも私は、「そうではない」と考えています。

確かに和服は、日常から離れた存在になりました。
しかし、日常から離れたいとき、いつもとは違う自分を演出する場面で、和服のもつ大きな力を発見するでしょう。
着るものは、自分自身を表現する大切な道具です。

良い和服をお召しになると、洋服の時と違った御自身の美しさ、気品、知性がおのずとかもしだされます。
私の作品(和服)は、日本国内はもとより、世界各国で活躍する女性に愛されています。

和服を誂えるのは楽しく贅沢なことです、作者に直接注文すると さらに楽しさや満足度が増すでしょう。
私は貴女の知性、気品、そして美しさを表す最良の和服を制作することをお約束します。

小倉淳史

辻が花と小倉家

小倉家は、京都の染織工芸を代表する家で 百三十年以上の歴史がございます。
初代 小倉萬次郎(まんじろう)は、明治 大正の友禅界を代表する一人として永く活躍しました。
二代目、三代目は優れた腕を持ちながら 短命に過ぎましたが、小倉淳史の父 建亮(けんすけ)は、萬次郎から友禅を学び四代目となりました。
しかし それだけに飽きたらず、独自の作風を成す為 義母の実家(絞りの岡尾家)で絞りを学び 遂に「絞りの小倉」 「辻が花の建亮」として名を成しました。

淳史(あつし)は建亮の長男として生まれ、子供の頃から 身近に着物や筆 染料のある生活をし、14歳にして 最初の染色作品を制作しました。

そして30歳代から 重要文化財を含む染織文化財の復元、修理になんども携わり経験を積みました。 又 日本伝統工芸展には、毎年 最新の絞り染作品を出品し高い評価を受け、さらに 現代女性が着用して美しい着物の制作を日々続けています。小倉淳史は、室町時代の絞り染から現代の染色作品にいたるまで 幅広い知識と技術をもつ、 日本で唯一人といえる染色作家になりました。

略歴

1946 京都生まれ
1975 第22回 日本伝統工芸展 初入選
1981 第02回 全国青年伝統工芸展 最高賞
1984 京都府主催 「和の6人展」出品
1986 個展 「絞り一化生」 大阪:高宮画廊
個展 「絞り一化生2」 東京:千疋屋画廊
1989 日本工芸会 正会員に認定される
パリ展「美は東方より」(染技連)
1991 個展 「墨色の情景」 東京:赤坂遊ギャラリー
1993 第30回 日本伝統工芸 染織展 日本工芸会賞
個展 「四季.彩」 東京:赤坂遊ギャラリー
1996 個展 「身辺を彩る愛しき生命」 東京:赤坂遊ギャラリー
1997 第34回 日本伝統工芸染織展 日本経済新聞社賞
1998 紺綬褒章 受章
2001 「日本の絞り」小倉家一門展  ドイツ:ライス・ミュージアム
2003 第32回 日本伝統工芸近畿展 京都新聞社賞
2005 第39回 日本伝統工芸染織展 日本工芸会会長賞
2007 NHK「美の壺」-File71・絞り染め-出演
2008 個展「雨を聴く、陽を語る」東京:銀座洋協ホール
2009 第43回 日本伝統工芸染織展 日本工芸会賞
2010 個展「纐纐颯爽」 大阪:高宮画廊
2015 第49回日本伝統工芸染織展 文部科学大臣賞

復元・再現の記録

1984 NHKの依頼により国友家所蔵、徳川家康の小袖
「亀甲重ね模様辻が花」を吉岡常雄氏と共に復元
1988 NHKの依頼により徳川美術館所蔵、 徳川家康の小袖
「 葵紋散し辻が花 」、「 槍梅模様辻が花 」を復元
1993 浅井長政婦人(お市の方)小袖
「 段模様肩裾辻が花 」 画中資料を、切畑健氏の指導により再元(染技連)
1998 京都国立博物館所蔵の小袖
「 藤棚に亀甲つなぎ肩裾模様辻が花 」の欠損部分を復元(染技連)
2004 CBC TVの依頼で徳川美術館所蔵、
徳川家康の羽折「 波にうさぎ模様辻が花 」を復元(染技連)
2005 関西学院大学の依頼で東福門院の小袖
「 立波網目に花丸模様絞り染 」を河上繁樹教授の指導により再元(染技連)
2006 友禅史会所有の「 束熨斗模様振袖(重要文化財) 」の欠損部分を
山川暁氏の指導により復元(染技連)
2009 島根県太田市 岩見銀山世界遺産センターの依頼により、徳川家康の丁字文小袖(重要文化財)を河上繁樹教授(関西学院大学)の指導で復元(染技連)
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